葉酸サプリが必要な理由、選び方とは。妊活・妊娠中にどれくらい必要?

葉酸サプリが必要な理由、
選び方とは。妊活・妊娠中にどれくらい必要?

更新日2020.10 加筆・更新

葉酸サプリとは

妊活~妊娠~出産後の期間において、葉酸をはじめとした厚生労働省が推奨摂取量を定めている各種ビタミン、ミネラルに対する不足量を補填することを目的としたサプリメント(健康食品)のことを指します。

上記解説:産婦人科医 竹内正人医師
1987年日本医科大学卒業、米国ロマリンダ大学にて胎児生理学を学び、日本医科大学大学院(産婦人科学、免疫学)修了。葛飾赤十字産院(1994~2005年)産科部長。JICA(国際協力機構)母子保健専門家。東峯婦人クリニック副院長(2006~2017年)を経て、現在フリーの産婦人科医として地域・国・医療の枠をこえ、様々なプロジェクトを展開。

この記事は栄養士若宮寿子先生監修です。

若宮寿子先生
若宮寿子(わかみや ひさこ)

山脇学園女子短期大学食物科卒業。栄養士、日本栄養士会認定食物アレルギー栄養士、米国(NSF)HACCPコーディネーター、日本フードコーディネーター協会委員。雑誌「赤すぐ」「妊すぐ」にて6年間妊婦食、離乳食を連載。大手企業にて社員への栄養指導、さらには給食の栄養管理を行い、栄養改善における功績が評価され、東京都知事賞を受賞。95年より若宮ヘルシークッキングスタジオを主宰し、ヘルシー料理教室を通じ食生活の大切さ伝えています。
板橋区立保育園の栄養士、調理師に向け食物アレルギー食の指導を務め、大手外食企業、ホテル、レストランにてフードコンサルタント、食品企業の顧問も務めている。
テレビ、雑誌等各種メディアを通じあらゆる年代に向け「食」と「栄養」の大切さを伝えています。代表著書(離乳食BOOK たっぷり酵素の朝ごはん)等、多数執筆。若宮寿子主宰の「若宮ヘルシークッキングスクール公式サイト」はこちら

山脇学園女子短期大学食物科卒業。栄養士、日本栄養士会認定食物アレルギー栄養士、米国(NSF)HACCPコーディネーター、日本フードコーディネーター協会委員。雑誌「赤すぐ」「妊すぐ」にて6年間妊婦食、離乳食を連載。大手企業にて社員への栄養指導、さらには給食の栄養管理を行い、栄養改善における功績が評価され、東京都知事賞を受賞。95年より若宮ヘルシークッキングスタジオを主宰し、ヘルシー料理教室を通じ食生活の大切さ伝えています。
板橋区立保育園の栄養士、調理師に向け食物アレルギー食の指導を務め、大手外食企業、ホテル、レストランにてフードコンサルタント、食品企業の顧問も務めている。
テレビ、雑誌等各種メディアを通じあらゆる年代に向け「食」と「栄養」の大切さを伝えています。代表著書(離乳食BOOK たっぷり酵素の朝ごはん)等、多数執筆。若宮寿子主宰の「若宮ヘルシークッキングスクール公式サイト」はこちら

葉酸サプリの必要性

1.どうして葉酸サプリが必要なの?

「葉酸サプリって母親の時代にはなかったし、飲まなくての良いのでは?」「企業の策略ではないの?」そう感じていませんか?実際、月に数千円をかけて「葉酸サプリ」を購入する必要はあるのでしょうか?

国によって葉酸の必要性がアナウンスされたのは2000年12月

葉酸サプリが市場に出回り始めたのは2012年あたり。それまで「葉酸サプリ」は存在していませんでした。
つまり、お母さまの時代は「妊活時に葉酸が必要」といった情報はなかったのです。
葉酸は妊活時に摂取すべき栄養素である」と厚生労働省が発表したのは2000年12月のこと(1)なのです。

昨今、晩婚化が進み初産の平均年齢が都心部では30歳を超えました。(2)
共働き家庭が増加し栄養バランスが良い食事の機会が激減。特にお魚の摂取量が減り(3)、カルシウムをはじめビタミンミネラル不足が顕著となりました。(4)

2020年現在、厚生労働省は葉酸以外の各種ビタミン、ミネラルにおいて「妊活~妊娠、出産、そして授乳期」とステージごとにどれだけ摂取すべきかを細かく開示していますが、20~40代女性はお食事だけでは不足していることがわかっています。(4)
つまり葉酸サプリは赤ちゃんを望む女性にとって必要とされているビタミンやミネラルが含有されている「妊活妊婦専用マルチビタミン」という役割を果たしているのです。
忙しい現代人が新しい家族を迎えたいと思った時、お食事では摂取しきれていない栄養素をしっかりサポートするサプリメント。それが葉酸サプリなのです。

執筆:サプリメントアドバイザー有資格者
監修:若宮寿子先生(栄養士、日本フードコーディネーター協会委員)
(1)参考資料:神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について
(2)参考資料:厚生労働省人口動態調査
(3)参考資料:農林水産省水産の動向
(4)参考資料:厚生労働省発表平成27年国民健康・栄養調査
編集責任:ゲンナイ製薬株式会社

葉酸サプリの必要性

2.葉酸以外に必要な栄養素って?

どうしても葉酸だけに目が行きがちですが…葉酸以外に摂取すべき栄養素についてご存知ですか?
時期ごとに詳しくご案内差し上げます。

妊活時~妊娠3ヶ月あたりの方

葉酸は妊活、妊娠3ヶ月(いっぱい)までサプリメントや強化食品に含まれるモノグルタミン酸型葉酸400μg(マイクログラムと読みます)の摂取がのぞまれます。さらに吸収率を高めるビタミンB群、ビタミンCも多く必要です。

鉄も多く必要と思いがちですが、実は最も必要となるのは中期以降。この時期は食事とは別に不足分「2.5mg」を目安に。陽性反応が出ていない場合、月経時は「5mg」の付加が推奨されています。(1)(2)※
※30~49歳の推奨量

さらに大事なミネラルであるカルシウム、マグネシウムも忘れずに。含有量をしっかり確認しましょう。この時期に特化した時期別の葉酸サプリであれば必要な栄養を余すところなく摂取できます。
ちなみに厚生労働省は美容成分や乳酸菌、野菜パウダーなどを摂取することは推奨していません。(1)

妊娠4ヶ月~出産の方

この時期に最も意識して摂取すべき栄養素は「鉄」。厚生労働省によると15mgの付加が推奨されています。(1)
逆に、葉酸の付加量は妊活~3ヶ月までの400μgよりも減り240μgとなります。400~800μgも付加摂取する必要はありません。
中期以降はビタミンAが不足するのですが(2)、含有されていない葉酸サプリがほとんど。中期以降専用の葉酸サプリでしっかり摂取するようにしましょう。もちろんビタミンB群、ビタミンCも忘れずに。(1)
厚生労働省は時期ごとにきめ細やかな推奨量を定めていることを覚えておきましょう。

執筆:サプリメントアドバイザー有資格者
監修:若宮寿子先生(栄養士、日本フードコーディネーター協会委員)
(1)参考資料:日本人の食事摂取基準2015
(2)参考資料:厚生労働省発表平成27年国民健康・栄養調査
編集責任:ゲンナイ製薬株式会社

葉酸の基礎知識

1.そもそも葉酸ってなに?

「葉酸」は実際どのような成分であるのか、知らない方がほとんどです。

葉酸は「ビタミンB」の一種。B1やB2、B6、B12などはなんとなく馴染みがあると思いますが、葉酸はこのB群の数字に当てはめると「ビタミンB9」になります。

主に基礎的な体作りに効果を発揮します。

「葉」という漢字を含みますので、植物性?何かの葉っぱからから採れる成分?と思われる方も多いのですが、ほうれん草など緑の濃い野菜はもちろん、納豆など大豆、レバーにも多く含まれています。
他のビタミンB群と非常に相性が良く、同時摂取することで吸収力が高まると言われていますが、水溶性のため、余分な量は尿から排泄されてしまうので毎日継続的に摂取する必要があります。

執筆:サプリメントアドバイザー有資格者
監修:若宮寿子先生(栄養士、日本フードコーディネーター協会委員)
参考資料:厚生労働省発表資料
責任編集:ゲンナイ製薬株式会社

葉酸の基礎知識

2.胎児の成長には欠かせない栄養素

それでは葉酸はどのような働きをするのでしょうか。細胞の新生、増殖に不可欠で赤ちゃんの健康リスク(神経管閉鎖障害)低減に働きます。また、赤血球を作り出す造血ビタミンでもあり、貧血予防にも大切です。
稀に「妊活でなかなか結果が出ないので葉酸サプリを飲みはじめた」という方がいらっしゃいますが、葉酸は「妊娠させやすくする栄養素」ではありません。
厚生労働省は以下のように定義しています。

妊娠可能な年齢の女性に関しては、胎児の健康リスクを低減させるためには、葉酸摂取が重要であるとともに、葉酸をはじめその他ビタミンなどを多く含むバランスがとれた食事が必要であること。(1)

「葉酸サプリで赤ちゃんがやってきました!」などと記載している販売会社が多いことに驚きますが、葉酸は受精率をアップさせる栄養素ではありません。
企業がこのような間違い、嘘を平気で記載することはあってはならないことなのです。

執筆:サプリメントアドバイザー有資格者
監修:若宮寿子先生(栄養士、日本フードコーディネーター協会委員)
(1):厚生省「神経管閉鎖障害の発症リスクの低減に関する報告書」
責任編集 :ゲンナイ製薬株式会社

葉酸の基礎知識

3.妊活・妊娠中に摂取すべき量は?

葉酸量を確認する際よく目にする単位「μg」。あなたは読めますか?マイクログラムと読みます。1000μg=1mgとなります。
さて…この葉酸、いったいどれだけ摂取すれば良いのでしょうか。

まず一般女性(18歳以上)は240μgと定義されており、(1)お食事では237μgを摂取できているというデータが出ています。(2)

ほぼ摂取できているので葉酸サプリは不要では?と思う方もいらっしゃるのかもしれませんが、この数字は一般女性の数値です。

妊活中、妊娠の可能性がある女性に関しては厚生労働省は以下のように定めています。

妊娠計画している女性、または、妊娠の可能性がある女性は、胎児の健康のリスク軽減のために、付加的に400μgのプロテイルモノグルタミン酸の摂取が望まれる(1)

妊活時~妊娠3ヶ月の葉酸推奨摂取量

付加量400μgをサプリメントで摂取しましょう、ということになります。
ただしこの付加量は妊娠3ヶ月(いっぱい)までの推奨量です。(3)
妊娠4ヶ月になると推奨摂取量は変化します。

妊娠4ヶ月~出産の葉酸推奨摂取量

妊娠4ヶ月目以降の葉酸付加量は240μgとなり合計480μgの摂取が推奨されています。(1)時期ごとに摂取量が設定されていることはあまり知られていません。

非常に残念ではありますが、一般的な葉酸サプリは妊活から出産までずっと多くの葉酸を摂取してしまうことになります。

時期別で葉酸を摂取することがとても重要となります。

執筆:サプリメントアドバイザー有資格者
監修:若宮寿子先生(栄養士、日本フードコーディネーター協会委員)
(1)参考資料:日本人の食事摂取基準2015より
(2)参考資料:厚生労働省発表平成27年国民健康・栄養調査 (3)
参考資料:独立行政法人国民生活センター報道発表資料より資料
編集責任:ゲンナイ製薬株式会社

ほぼ摂取できているので葉酸サプリは不要では?と思う方もいらっしゃるのかもしれませんが、この数字は一般女性の数値です。

妊活中、妊娠の可能性がある女性に関しては厚生労働省は以下のように定めています。

妊娠計画している女性、または、妊娠の可能性がある女性は、胎児の健康のリスク軽減のために、付加的に400μgのプロテイルモノグルタミン酸の摂取が望まれる(1)

付加量400μgをサプリメントで摂取しましょう、ということになります。
ただしこの付加量は妊娠3ヶ月(いっぱい)までの推奨量です。(3)
妊娠4ヶ月になると推奨摂取量は変化します。

妊娠4ヶ月目以降の葉酸付加量は240μgとなり合計480μgの摂取が推奨されています。(1)時期ごとに摂取量が設定されていることはあまり知られていません。

非常に残念ではありますが、一般的な葉酸サプリは妊活から出産までずっと多くの葉酸を摂取してしまうことになります。

時期別で葉酸を摂取することがとても重要となります。

執筆:サプリメントアドバイザー有資格者
監修:若宮寿子先生(栄養士、日本フードコーディネーター協会委員)
(1)参考資料:日本人の食事摂取基準2015より
(2)参考資料:厚生労働省発表平成27年国民健康・栄養調査 (3)
参考資料:独立行政法人国民生活センター報道発表資料より資料
編集責任:ゲンナイ製薬株式会社

葉酸サプリを選ぶポイント

1.含有成分・含有量を確認する

葉酸サプリ市場には70~80種類の葉酸サプリが存在しており、その中から自分に合ったものを選ぶのは非常に困難です。葉酸サプリ選びに欠かせないポイントをご案内致します。

含有されている栄養素を確認する

まず大事なことは厚生労働省が推奨摂取量を開示しているビタミンとミネラルが含有されているか否かです。

乳酸菌や美容成分、野菜パウダーなどは体に良いイメージがありますが、厚生労働省の推奨摂取量には一切関与していない成分(1)となりますので注意が必要です。

最低限摂取しておきたい栄養素とその量

厚生労働省発表の平成27年国民健康・栄養調査と日本人の食事摂取基準2015より算出しています。(1)(2)

妊活~妊娠3ヶ月の方
  • 葉酸 400μg
  • 鉄 5mg(10以下)
  • ビタミンC 45mg
  • カルシウム 250mg
  • マグネシウム 100mg
  • 亜鉛 3mg
  • ビタミンB1 1.3mg
  • ビタミンB2 1.5mg
  • ビタミンB6 1.4mg
  • ビタミンB12 2.8μg
妊娠4ヶ月~出産までの方
  • 鉄 15mg
  • ビタミンA 300μg
  • 葉酸 240μg
  • ビタミンC 45mg
  • ビタミンB1 1.3mg
  • ビタミンB2 1.5mg
  • ビタミンB6 1.4mg
  • ビタミンB12 2.8μg
  • ビタミンD 7μg
  • カルシウム 250mg
  • マグネシウム 100mg
  • 亜鉛 3mg

あなたのステージに合わせて上記成分を摂取することを心がけてみてください。

販売サイトの「含有量」を確認する

【ビタミンとミネラル、アミノ酸が50種類以上含有!】と謳った葉酸サプリをよく確認してみてください。
葉酸、鉄、カルシウム以外の栄養素に関して、含有量はほとんど記載されていないことが多々あります。

これは含有種類にこだわるあまり、最も大事である含有量を無視した例です。

執筆:サプリメントアドバイザー有資格者
監修:若宮寿子先生(栄養士、日本フードコーディネーター協会委員)
(1)参考資料:日本人の食事摂取基準2015より
(2)参考資料:厚生労働省発表平成27年国民健康・栄養調査
編集責任:ゲンナイ製薬株式会社

葉酸サプリを選ぶポイント

2.着色料や無駄な成分が含有されていないか。

妊活~妊娠~出産にかけては誰もが無駄なものは口にしたくないはずですよね。
まずは着色料が含有されているものは避けてください。例えば、ビタミンとミネラルだけを含有して「ピンク色」になることはまずありません。二酸化チタンをはじめとした着色料を使用している可能性が高いと言えるでしょう。

また葉酸サプリが飲みにくいと言う理由でグミタイプのものをお召し上がりになられる方も多々いらっしゃるようですが、あくまでも砂糖たっぷりのお菓子であることを付け加えておきます。

また美容成分含有の葉酸サプリが多いことにも驚きます。プレママが口にしたものは全て赤ちゃんへと届きます。赤ちゃんにコラーゲンやスーパーフードは必要でしょうか。答えはひとつ、ですね。

厚生労働省はビタミンとミネラル以外の成分である美容成分や乳酸菌、野菜パウダーなどの推奨摂取量を定めていません。(1) 謳い文句に流されることなく、本当に摂取すべき栄養素がどれだけ含有されているかを把握することが正しい葉酸サプリ選びの第一歩となります。

執筆:サプリメントアドバイザー有資格者
監修:若宮寿子先生(栄養士、日本フードコーディネーター協会委員)
(1)参考資料:厚生労働省人口動態調査
編集責任:ゲンナイ製薬株式会社

葉酸サプリを選ぶポイント

3.原材料の原産国が開示されているかを確認しましょう。

現在市場に出ている葉酸サプリはほとんどが日本製ですが、原材料の原産国を気にしたことはありますか。品質が悪いと思われる国のものを使用していても開示してもらわなければ消費者に目につくことはありません。

また国の表示方法には「原産国」と「最終加工国」の二つが存在します。

原産国とは?

その名の通り、原料の原産国となります。
「日本」と記載があれば日本で採取または製造されています。

最終加工国とは?

原産国に関係なく、最後に加工が施された国名となります。
例えば中国産の原料を日本で加工すれば最終加工国は「日本」と表示され、消費者に「中国」が見えることはありません。

販売サイトでは原材料の「原産国」を忘れずに確認をするようにしましょう。

葉酸サプリを選ぶポイント

4.時期に合わせた栄養摂取を心がけて

既出のとおり、厚生労働省は妊活~妊娠3ヶ月、妊娠4ヶ月~出産の時期ごとに推奨摂取量を設定している(1)(2)ことから、時期別の葉酸サプリを選ぶことが望ましいでしょう。

4ヶ月までは葉酸が多く必要で鉄は少なめ、4ヶ月以降はその逆となるためです。8ヶ月目以降はビタミンAも多く摂取しなければいけない(1)こともご案内差し上げました。 ちなみに、授乳婦は付加+450μgRAEと大変多くなります。

これまで主流であった時期に関係なく摂取する一般的な葉酸サプリと比較して、時期別葉酸サプリはプレママのステージに合わせて厚生労働省が推奨する適切な栄養、量を摂取できます。

葉酸や鉄が多く必要ではないにも関わらず多く摂取してしまうことがないよう、時期別の葉酸サプリで快適なマタニティライフをお過ごしください。

執筆:サプリメントアドバイザー有資格者
監修:若宮寿子先生(栄養士、日本フードコーディネーター協会委員)
(1)参考資料:日本人の食事摂取基準2015
(2)参考資料:独立行政法人国民生活センター報道発表資料
編集責任:ゲンナイ製薬株式会社